学校の教師というと、和やかに子供たちと触れ合って、楽しそうな職業というイメージを持っている方が多いですが、実はかなり大変な仕事です。普段の授業の他にも様々な雑務が課せられるので、残業がとても多いといいます。ある調査によると、公立学校の教師の一月の時間外勤務時間は120時間を超えています。この数字は、法律が定める時間外勤務の原則許容時間を大幅に超えるものですし、過労死ラインといわれる月80時間も大きく超えていますからとんでもないです。
このような劣悪な労働条件の職場に嫌気がさし、若くして辞めてしまう教師も少なくないといいます。教師の働き方の改善は喫緊の課題といえるでしょう。そんななか、近年教師の働き方を改善するものとして注目を集めているのが、デジタル採点システムです。デジタル採点システムは、教師の採点業務をサポートしてくれるもので、実際に導入する学校がどんどん増えています。
あまり知られていませんが、採点業務というのはかなり時間・労力がかかるものです。何十人・何百人もの答案用紙を一枚一枚チェックしていくのには、膨大な時間がかかります。手作業だと数日かかることも珍しくありません。ところが、デジタル採点システムを導入することで、採点業務の効率を上げることができます。
デジタル採点システムを導入したことで、採点にかかる時間が半分以下にできたという報告もあるほどです。こんな便利なものを使わない手はないでしょう。