自動採点には、AIの画像認識を利用して、選択問題だけでなく文章問題まで対応している方法の導入が進んでいます。マーク方式など選択問題をデジタル化して採点していくのが、デジタルで採点する方式です。選択問題では、正答が必ず同じになり、自動化がしやすい分野です。従来はセンター試験などで利用されていた、マーク方式が主流でしたが、AIの画像認識を利用して手書きの選択問題に関しても、採点が可能になりました。

タブレットの選択問題ではもちろんのこと、手書きの解答用紙でもスキャナーで取り込んで、アプリを利用して採点していきます。採点した点数を集計、結果を分析し、提示する事も可能です。もちろん、この作業での手動での採点に比べてミスが減ります。最終的には教員による採点ミスがないか確認が必要です。

それでも、この作業で教員のコストが50%削減できたという自動採点アプリも存在します。論述問題や小論文などの採点の場合でも、AIを利用して採点する方式があります。事前に学習したAIのアルゴリズムによる自動採点で行います。しかし、AIを構築する際に学習していないデータが入った文章だと精度が落ち、学習データを作った人間の偏見によって自動採点システム自体にバイアスがかかって採点に隔たりができてしまうという問題があります。

精度の高いアプリは高価なのが問題ですが、教員の業務改善のために、自動採点システムの導入が今後も進んでいくと考えられます。

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